札幌市街からローカル線に揺らされること1時間半ほど、余市のニッカウヰスキーの蒸溜所へ。海と緑と静けさに包まれた素敵な場所だった。曇天だったこともあり、まるでスコットランドに来たかのような雰囲気。
ここで戴くモルトウィスキーが格別であることは言うまでもないだろう。
"Like Scotland", Yoichi / Hokkaido, June 2013

登別で温泉に浸かったあと、日本四大工場夜景の一つに挙げられる室蘭へ向かった。日が暮れるまで市街散策をした後、撮影ポイントである高台の展望台に向かうも、10m先すら見えない濃霧。当然撮影を断念。
失意と寂しさを抱えながら街を彷徨い、ふと視線を向けた先に古びた団地建築が飛び込んできた。街灯もまばらな暗闇の中に、この街の歴史やこの街に住む人々の喜怒哀楽が染みこんだかのような壁面がとても美しく見え、気が付いたら夢中でシャッターを切っていた。
後日調べるとやはり過疎化、高齢化、建物の老朽化の3重苦を抱えた、いわゆる”ベンチマーク的な地方都市のニュータウン”だった。「この雰囲気はこのままであって欲しい」なんて思うのは部外者のエゴに過ぎないのだ。
また一つ自分が写真を撮る理由に気づかされた気がする。
Old apartment block at Muroran / Hokkaido, Jun 2013
小樽へ辿り着いた。観光客が群がる運河周辺やレトロ街には脇目も振らず埠頭へ。前日振った雨とおそらくこの周辺が持つ元来の静けさが、独特の風情を醸している。こちらへ来て正解だった。
"Wharf at Otaru", Otaru / Hokkaido
"Wharf at Otaru", Otaru / Hokkaido

"Wharf at Otaru", Otaru / Hokkaido, Jun 2013
LCCのセールを利用して北海道へ。「溫泉に行きたい」と言い放ちながら乗り込んだタクシー。運転手さんとコミュニケーションを図りながら目的地への期待を膨らませる瞬間。宛の無い旅の醍醐味だ。
"In the cab", Noboribetsu / Hokkaido, Jun 2013